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第8号/2008年6月27日

■香りのオフ会も無事に終了♪

6月は梅雨だというのに、5月がバラの最盛期だというのにシングルローズで企画してしまって大丈夫なのかと心配していたのですが、5月は毎週末雨でしたし、梅雨だというのに6/14は快晴だというなんとも運に恵まれた中で無事、終えることが出来ました。来年は是非、精油を得ているローズがたくさん見られる5月に開催したいと思います。そしてオフィスでの2日間も遠方の方々のご参加が今までよりも多くて恐縮です。あっちこっちで開催できたら良いのですが・・・。ちょうどイランイランがキレイに香り始めた時期だったのもラッキーだったと思います。週明けに1つ花が終わりましたが、まだまだ続々と咲きますよ。オフ会の結果としてはお好きな香りの1位がAttar Bazaarだったという意外な結果にちょっとびっくりでしたけど、精油を香っていなかったらもう少し別のものになっていたのかもしれません。
何はともあれ、初めてご参加下さった方々がとても多くて有意義に終えることが出来ましたことを嬉しく思います。ご参加、ありがとうございました!次回は秋、もしくは冬になってしまうかと思いますが、また何かテーマを見つけて準備したいと思います。

さて、なかなか書く場所がないのでご挨拶と兼ねたご報告なのですが、 僕がParisでお店が移転してしまったとびっくりしたNez a Nezについてです。たまたま宿泊していたホテルがマレ地区だったので、時間も日にちも変えて2日覗いたのですが、看板がなくなっていて、店内も大きなテーブルがなくなってたりして明らかにショップではなくなってしまっていました。でも、先日オフィシャルサイトがリニューアルをしましてそこにはオフィス&ショップとしてあのマレ地区の住所が記載されているのです。これはひょっとしてリフォーム中だったとか・・・?なんて疑問も浮かぶ中「リニューアルおめでとう!!」と旦那さんの方へメールを送ってみたんです。(オフィシャルサイトの問い合わせ用アドレスではなくて、僕が直接やり取りをしている旦那さんのアドレスです)そうしたら即効で返信がありました。お店の移転については触れられていなかったのですが、ブランド自体は順調で、とても良い流通業者とめぐり合えて「僕のブランドは守られている」と嬉しそうなご報告が。販売戦略や流通業者の意向もあってオフィシャルサイトから買えないようにしたのだそうです。また、流通業者とめぐり合えたことで今年のCosmoprofにも参加をしなかったのだと。会場で会えると思っていたのに会えなくて、パリでも会えなくて寂しかったのですが、即効で返信をしてくれてその後も何度かやり取りをすることが出来ました。僕は流通業者としてではなくproficeの主催でありフレグランスのプロとしてとても大切な友人だと言われて嬉しかったりもして!
昨年の新作であるテンダーウッディ調の「L'Hetre Reve」(Woody Dream)も送ってくれるそうですから、また届きましたら紹介したいと思います。

あぁ、一安心♪

■偽物が氾濫する時代

日本でもオークション等を通じて購入したものが偽者ではないかという噂があったり、ディスカウント製品が偽物なのではないかという噂が根強くありますよね。以前はボトルのコピーにお金をつぎ込むほど儲からないと思われていたのですが、世界的な香水ブームに乗って市場は開花してしまったようです。あんなブランドが、こんなブランドが、偽物だなんて。

まず、日本国内のディスカウント市場の製品について。これはただ単純に元値が安い場合がほとんどですから偽物ではない場合がほとんどです。ただ稀に並行輸入品の中にそういう製品が混じって入ってくることもあるようですよ。それは日本側の平行輸入業者が知らずに輸入してしまっているのだと思います。(偽物を販売しようとして輸入したわけではなく、知識がないというだけ)業者をも騙すのが近年のクオリティだと考えてください。

そして、次は海外の様子です。これはもう氾濫です。昨年の秋にイタリアのアッシジ(トスカーナ地方)で摘発された業者のニュースなのですが、159種60万本の偽造香水が押収されて話題となりました。60万本ですよ、60万本!!Dolce & GabbanaDiorVersaceKriziaFendiChanelCalvin Klein等に加わってなんとSanta Maris Novellaも発見されたようなのです。上の画像だと資生堂のフェミニテドボワとかゴルチェのボトルも見られますよね。おぉ、怖い!!Santa Maris Novellaの製品はボトルのラベルがリニューアルされたのをご存知の方も多いと思いますが、僕があのタイプを見かけたのは年明けくらいからなのです。摘発されたのがトスカーナの業者だったこと、フィレンツェのお土産品としてSanta Maris Novellaの製品が大人気であることから目をつけられたのではないかと思います。そこでラベルを変更して偽造し辛くしたのではないでしょうか。(一時的なものでしかないのかもしれませんが・・・)ここで摘発された業者はマフィアがらみで、マネーロンダリング(資金洗浄)に使用されていたのではないか、とイタリアで説明を受けました。(右のようにバザーとかでよく売られているのは以前からあるなんちゃって香水のようにクオリティの低いものです)

イタリアでのニュースは下記をご参照下さい。イタリア語なのですが・・・。
http://www.bastia.it/News/news_item.asp?NewsID=9540
http://file.bastia.it/giornali/La%20voce%20nuova/bastia-221207.pdf
http://www.uibm.gov.it/public/falso_spa.pdf
http://news.excite.it/cronaca/385788

こういう話は何もイタリアに限ったことではありません。皆さん、見たことがないから信じないんですよね。ここでいくつか画像を入れて紹介しましょう。

と、その前に思い出してください。2000年頃のことですが、日本でAYPから「Angel Heart」が発売された当時のことを覚えてらっしゃる方も多いと思います。発売当初、Escadaのトロピカルパンチが大ヒットしてまして、そのコピー商品とも言われるそっくりな香りの商品を日本の業者(AYP)が作って販売したところ、代替品を求める中高生に大ヒットしました。ところが、あっという間に同じタイトルの似たような製品が市場に溢れたのです。並行輸入で入ってきたその製品は、製造会社名が違うだけではなく香りも違っていて、ボトルが同じなだけにどれがどの香りなのだかわからなくなって騒ぎとなりました。何故、あのような商品が大量に出回ったのか。(後日、AYPAngel Heartの商品名を登録して香水としては使えなくしたようです。)あれこそが偽造なのです。


突っ込みどころ満載で
3ヶ所の間違い探しのようです(笑)

1枚目はJLoGlowなのですが、これは明らかにパッケージからして「変」ですよね。「グロウが好きならこの製品も好きだと思うワ」だなんてバカにしてますが、安くて似た香りなら手を出してしまう人もいるでしょう。2枚目は15thって、bethがないし、Gardenって!!・・・と、これも笑ってしまうパターンです。(思わず今回のメルマガのパスワードにしてしまいました)が、3枚目はわかりますか?Lacosteの製品はあまり日本でヒットしていないので僕も皆さんも分かり辛いと思いますが、海外ではかなり氾濫しているようなのです。正規品はボトルにブランドロゴが入っているのだとか。こんな変わったキャップのものが偽造されることに驚きですが、近年の市場はこんなものでは終わりません。4枚目は日本でもヒットしたVera Wangです。こんなボトルも「Lovely Princess」だなんてタイトルで出てしまっています。正規品はLovelyの位置にVera Wangと書かれていますし、Princessの書体も違います。でもこれがLovely Princessというタイトルの新作だと言われたら僕も信じてしまうと思います。(その場では正規品と比較をしないから)でも、僕が1番驚いたのはティエリーミュグレーのエイリアンなのです。

画像の1番右だけが本物で、ポスターの画像です。エイリアンのような凝った形で特別仕様のボトルがこんなにいつも簡単に偽造されてしまうのならどんなボトルも平気でしょう。特に右のポスターのものは昨年の秋に発売された新作ですよ。これがたった5ドルで発売されてしまっています・・・。ボトルのカラーが違うことや、パッケージの違い、中央に入れられたタイトルの違いは業者の逃げ道工作です。(言い逃れ用に)色を変えるのも、タイトルを変えるのも彼らには自由自在なわけですから、わざと少し変えているだけで、実は本物そっくりなものも作れる技術を持っていることが明らかです。(ガラス工場が横流ししているとは思えない)イタリアではこういうことが氾濫しているために空のパッケージや中身のない製品は輸出出来ない仕組みになっています。(かつて空ボトルを輸入して中身を詰め替えてイタリア産蜂蜜として発売しようとした日本の業者がいたそうです)

ではこちらはいかがでしょうか。DiorのMiss Dior Cherieです。右側が正規品で、左が偽造品なのですが、液体の色もかなり濃くて違いが歴然にも思えます。でも正規品のパッケージにはボトルが描かれていないのです。僕だったら

こんな限定パッケージもあったのか

と、見過ごしてしまうでしょう。これは悪質ですよ。笑って済まされません。香りもかなり薄いようで1時間も持たないもののようです。

これは香ってみないとわからないですよ。ましてや、フルボトルを持っていない人やそもそもの香りを知らない人は全く判断できないじゃないですか。偽造品というのは質が悪いことが1番問題で、皮膚炎症を起こしてしまうことが少なくないそうです。違法業者は販売以降関知せずですから気にせずにナンでも入れてしまうでしょう。さらに例を挙げると、ジューシークチュールなんかも偽造品があるそうです。画像の右のものが正規品で、左が偽造品。正規品には実際に使えるネックレスが付いているのだとか。パッと見絶対わかりませんよ。これしかなかったら信じてしまうかも。

さらにさらにChanelCoco Mademoiselleの偽造香水との比較なんかもあります。(リンク先にて)僕はあまりChanelに詳しくないのですが、これは一見してわからないくらいの違いですよね。愛用者しかわからないかも。イギリスでのニュースはこちらイギリスの記事では、36歳の男性が偽造香水で摘発された記事なのですが、押収された製品は25,000本でブランドのラベルが122,000枚あったそうです。ChanelHugo Bossなんかがあったようなのですが、ボトルとしてはIssey MiyakeD&Gとかも映っています。こちらはなんとオーストラリアでのニュースです。オーストラリアでも30,000本が見つかったそうです。現代の印刷技術だとほぼ市場にあるどんなブランドのどんな製品でもコピーすることが可能なのだと記載が。最初はeBayPaypalを通じて販売されて、それから市場に流れていくということですからやはり1番怖いのは香水に詳しくない人が買ってきた「海外土産」と「オークション」なのです。

世界的に偽造が蔓延っている現代です。オークションにはくれぐれも気をつけましょうね。僕が時々耳にするブランドは上記に記載されているものの他にもクリードがあります。DiorとかChanelは特に多いのかも。ニッキアフレグランスは流通を制限しててることもあって偽造されるターゲットにはなりづらいのですが、クリードの偽造があるならばBond No9辺り怪しいですし、ラルチザンやアニックあたりも大企業(傘下)の製品なのでそのうち出回ってきてもおかしくないのかもしれません。やはり正規代理店や代理店と直接取引しているサイト、百貨店等から購入するのことが1番安心なようです。

Michael Storer

Michael Storerが30年間務めたファッション業界から転進して始めたアメリカはロサンゼルス発のパフュームブランド。(パフューマリーというには小さいかも)2005年に3種、2007年に3種、そして今年1種を発売して7種となりました。現在オフィシャルサイトで発売しているのは6種類です。このブランドの存在は随分前から知っていたのですが、あまり興味がなかったのです。それはボトルがあまりにも安っぽいものだったから。しかし、2007年の秋に全てをリニューアルしてサイトも見やすくボトルもスクエアですっきりとしたものになりました。いつかサンプルを取り寄せてみようと思っていたら、「2本目は半額」というキャンペーンが始まったのです。

怖い顔してやることが憎いね!!

とぼやきつつ戦略にまんまと乗せられて買いましたとも、フルボトルで(笑)

1、Djin (2005年)

イスラムの言葉でjinnを意味。意味は精霊や妖怪、魔人など超自然的な生物の総称のようです。精霊とか神の意味として使ってるのかな。メンズの香りです。

トップ:レモン、グレープフルーツ、アイビーリーフ、スズラン
ミドル:ウーロン茶アブソリュート、カルダモン、ピンクペッパー、ガルバナム、ローズゼラニウム、レモンヴァーベナ
ベース:チークウッド、サンダルウッド、カストリウム、ムスク

予想外です。トップからマリンノートが出てくるのですが、これはナンだろう。いわゆるアパレル系にありがちなケミカルノートで少し金属的な冷たさをもった高いノート。それが一息つくと少しアイリスっぽいパウダリーさを持ったウッディになるのですが、基本はグリーンです。マリン系のグリーン。そして、ウッディ。チークウッドとカストリウムを楽しみにしていたので、ちょっと残念だったのですが久しぶり買った系統の香りだったので新鮮に感じました。ペッパー、カルダモンが出ていますが、ジュニパー系の雰囲気もしています。すっきりスパイシーグリーンなメンズ香。

2、Monk (2005年)

修道士というタイトルのメンズの香り。オフィシャルの画像は黒装束に包まれた闇夜の修道士。怪しすぎます。

トップ:アカシア、ベルガモット、ビターオレンジ、ガルバナム
ミドル:リンデンブロッサムアブソリュート、ブロンドタバコアブソリュート、ラブダナム、アンブレットシード、ココアアブソリュート、ブルガリアンローズアブソリュート
ベース:年代もののインドネシアンバニラ、トンカビーンアブソリュート、シベット、サンダルウッド、テキサスシダーウッド、ベンゾインティンクチャー、ジャスミンアブソリュート、バーチタール

液体がですね、濃いオレンジなんですよ。香りが面白くてすっきりとしていないシトラスから始まってココアパウダーに渋いウッディを混ぜた雰囲気になります。あ、ココアアブソリュートが調香にありますね。これが1番強いかも。でもグルマン系ではありません。しばらくするとレザー調のかけらとかパウダリーなかけらとか出てきます。トップのシトラスが強くないので最初から甘さが出ますが、バニラが濃厚ではないのでべたついた感はありません。ちょっと不思議系な香りになっています。 こちらもシベットとバーチタールを期待していたのですが、レザー系というほどの強さではないですね。ベンゾインの欠片は感じますが。

3、Genvieve (2007年)

聖女というような意味合いの言葉で彼の母親の名前なのだそうです。

トップ:ダマスクローズ、グリーンティー、スズラン、ルバーブ、アンブレットシード
ミドル:ブルガリアンローズ、ラズベリー、ピーチ、イランイラン、ミモザアブソリュート、ジャスミンアブソリュート、ヴァイオレットリーフ
ベース:アンジェリカルート、トルーバルサム、アンバーグリス、ムスク、トンカビーンアブソリュート、サンダルウッド、シベット

付けた瞬間に出てくるのはルバーブの甘酸っぱいグリーン香です。ルバーブが苦手な方はダメだと思いますが、甘酸っぱいグリーン香というかハーブって珍しいと思います。そこにピーチやベリー系があるのですからフルーティーフローラル系です。このブランドの中では1番可愛らしい香りで、シベットやアンバーグリスは全くわかりません。失礼な感想ですが、上にある厳つい彼の顔からは想像が出来ない香りかも(笑)

4、Stephanie (2007年)

Stephanieも人の名前ですね。これはヘッドスペース法で採取したガーデニアの香りを再現したものだそうです。

ピンクペッパー、ブラックペッパー、ガルバナム、アンジェリカルート、サンバックジャスミンアブソリュート、チュベローズ、クリサンセマム

とても期待していたので期待度の高さからするとがっかりだったのですが、香れば香るほど「これもありだ」と思わせるガーデニアです。もの凄く強いグリーン香が出ているんです。とにかく青い。そしてペッパーも利いたスパイシーグリーンなガーデニアです。生花の中に潜むエッセンスとしてこういうものもありますよ、確かに。ですが、ガーデニアを構成している一部だと思います。リアルなまでに青いので、これはこれで珍しいと僕は思います。

5、Yvette (2007年)

イヴ(Yves)の女性形ですからやはり女性の名前だと思います。アリアを歌うようなウルトラフェミニンフローラルだそうです。

トロピカルフラワー、ローズオットー、ヘリオトロープ、スズラン、トンカビーン、サンダルウッド、スパイス、タラゴン

付けた瞬間はふわーっと生花らしい花束のようなフローラルが広がったのですが、すぐに甘さのあるフローラルに変わりました。ちょっとパフュームオイルなにありがちなフェミニンフローラルというニュアンスで、ローズオットーのクセとかスパイシーさはあまり出ていません。あまりクセがないので使い安い系統だと思います。パフュームオイルっぽいのでトロピカル風にも感じますね。

6、Kadota (2008年)

カドタというのはグリーンフィグの種類です。熟しても皮は黄緑なんですね。クリーミーでフルーティーないちじくの香りを、フィグリーフとフィグ、ウッディノート等で表現したユニセックスな香り。このブランドの中では最新作です。

自分でも大笑いしてしまうくらいに変な部分に付けてしまって悶えました(笑)肘の付近につけてしまっために鼻が届かないんです!!く、悔しい!!もう少し、という所でしっかり香れるという微妙な位置に付けた香りはやはりフルーティーなグリーン系のフィグです。フィグにもいろいろありますが、本物っぽさは少ないかもるいや、雰囲気は十分感じるのですが、再現度は半分くらい。苦味とかウッディが出ていてユニセックスに傾いているのが良く分かります。美味しそうなフィグそのものではないのですが、これはこれで良いかも。

7、Il Giardino (2005年)

タイトルはイタリア語で「ガーデン」の意味。これは廃番となってしまったのかオフィシャルでは今はありません。メンズの香りだったようです。

トップ:レモン、ビターオレンジ、コニャックオイル、グリーンカシスバッド
ミドル:グレープフルーツ、ブラックカラント、ネロリ、オレンジブロッサムアブソリュート、ジャスミンアブソリュート、フィロデンドロン(グリーン)、ジュニパーベリー
ベース:アンバーグリス、ムスク、サンダウルッド、メキシカンバニラ、トンカビーンアブソリュート

全種類59mlが75〜82ドルです。まだ2本目は半額セールというのを実施していますので、ご興味のある方はサンプルを取り寄せてみてはいかがでしょうか。どうやら僕は日本で始めての顧客だったそうでとても喜んでらっしゃいました。商品はたった5日で到着してしまいましたし、なんと言っても送料がたったの10ドルなんですよ。(実際には11ドルかかっていました)送料も安いし、「他の香りも試したい」と書いたらサンプルは全部くれちゃうし、2本目は半額だし・・・ということで、楽しむには十分な感じでした。とても良心的で好感が持てます。ただ、全種類買うほど惚れるか、というとそうでもないのが微妙なのですが、これはこれで良いか、と僕は思ってしまいました。

ちなみにこれが以前のボトル・・・。これ以外にもいくつかパターンがあったのですが、上にあるシンプルなスクエア形に落ち着いたようです。 安心しました、シンプルなのが1番です(笑)

■世界のスパイスとドライハーブ

proficeをご覧の皆さんはアロマに明るい方が多かったり、精油に通じていたり、また調香のスクールに通われている方も多いことと思います。ハーブスクールに通っていらっしゃる方も多いことでしょう。でも、なかなかスクールでは見せてくれないのがその「原料」です。原料があってこその理解だと僕は強く思っているので、自身で栽培したり素材を購入したりして体験しているのですが、その中で見たことがなかったのがパチョリなんです。いや、厳密にはドライパチョリは見たことがありましたがフレッシュなものがなかったのです。調べてみると熱帯性の植物で日本での栽培は難しいようですね。苗すらも入手が出来ませんでした。・・・ということで諦めるわけにはいかずドライパチョリをイギリスから取り寄せてみました。ついでにモスやベンゾインガムなんかも購入です。送料がとても高かったのですが、製品自体がとても安かったのでしょうがないかな、と諦めて届いたらびっくりです。パチョリのその膨大な量に・・・。500gってこんなにあるの? という感じです。そりゃ、ドライハーブですから・・・



Icelandic Moss



Irish Moss


Patchouli Leaves
まるでキクラゲのようなモスですが、アイスランド産です。手元にあるオークモスを細かくカットしたらこういうものになるな、という感じです。精油を得る際には水で戻して蒸留するのでこれが原型です。
アイルランド産のモスなのですが、こちらは苔ではなくて海草なのだそうです。確かにドライなものはパリパリしています。香りも海草ですがSea weedから香料は得られます。これは見た目がMossに似ているので名づけられたのかも。
インド産。粉砕されているために原型の葉や茎の形がわからないのですが、袋を開けた瞬間に香るのは落ち葉を集めたような土の香り。


Benzoin Gum


Oak Bark


Red Sandalwood Chips
とても主張の強いアンバー調のバニラ香。とても大きな塊だったために叩いて崩して小さくして入れたのですが、手に香りが残りました。
オーク樽に使われるオーク材のチップ。燃やすと乾いたパウダリーさを持った香りが広がります。やはり杉やヒノキとは少し違います。
インド産。着色したわけではないのにこれだけ赤いなんてとても不思議でする燃やすと少し甘さを持ったウッディが広がります。


Angelica Root


Orris Root Powder
アンジェリカルートのチップです。精油のアンジェリカとは違っていてハーブティーに使用されるような少し香ばしいいわば「根」の香り。
ハンガリー産。アイリスの精油に通じるパウダリーさはありますが、そのものがパウダーなためにピンと来ないかもしれません。ポプリの保留剤に使われるもの。
香りを閉じ込めておけるよう、個別に入れ物を用意して並べました。こちらはオフ会で皆さんに香って頂く用として。

個人で使用するにはちょっとクセが強すぎます。メディカルハーブとして活用されるのであれば良いのでしょうけど飲用しても苦いでしょうし、見た目もあまりパッとしませんから。でも、「実物を体感する」というのは何にも勝る説得力なんですよ。販売員の方なんか得に「香りを説明する」ことが日常的ですからこういう「本物」に触れていることが説明に力を与えます。海外生活のない英語の教師よりも長く海外生活していた方から英語を学んだ方が説得力があるのと同じです。ということで、販売員の方々やスクールで本格的に調香を学んでいる方々にはとても好評な「現物」シリーズです。(決して良い香りだとは限りませんが・・・)

こういう製品を上記のような容器に入れて香水の横に展示していたら説得力が増すと思うんですよ。ベチバーなんか特に実物を香った方のほとんどが「良い香り」だと言います。その横にそっくりな香りの香水があったら買いますって。ヘリオトロープだって生花の横に香水があったら手に取る人がグッと増える気がします。惹き付ける「きっかけ作り」になるわけです。なかなかそういう努力をしている百貨店さんもお店も少ないんですよね・・・。

■国内発売の新作ニュース

次第に「今月」ではなくて今後の話題ばかりになってきてしまいました・・・。まずは今月ですが一押しなのはブルーベルから発売されるVan cleef & Arpelsの「First」と毎年発売しているサマーフレグランスの2008年版「First Premier Bouquet」でしょう。もともとはYSL Parfumが正規代理店として輸入販売を行っていた製品なのですが、YSL Pが取り扱いをしなくなってしまいました。が、今度はライセンスをブルーベルが取得して販路変更で再上陸なのです。しかも、Firstが発売ですよ。このFirstはこの時世には珍しいフローラルアルデヒドなのです。そもそも1976年に発売された最初の香りなのですから。プルミエブーケの方はこれまたとっても可愛らしくてグリーンアップルにピーチ、スズラン、ジャスミン風なすっきりとしたフルーティーフローラルです。ありきたり感は否めませんが、元祖のFirstと同時に発売されるのがポイントだと思いませんか? これぞまさに「母娘フレグランス」!! 自分用とプレゼント用に同時購入する方も絶対にいると思います(笑)

元祖の方は、
トップ:ベルガモット、マンダリン、ブラックカラント、アルデヒド
ミドル:ジャスミン、イランイラン、ヒヤシンス
ベース: ベチバー、バニラ、アンバー、シベット

Firstは30mlが8,295円、60mlが12,075円、Premier Bouquetは30mlが6,510円、60mlが10,185円で25日に発売となりました。
後はChristian Audigierがクラシカルなタトゥーにインスパイアされて作ったというEd Hardyという製品がペアで発売されます。こちらはわかばの取り扱い。メンズのボトルはタイガーが描かれているし、レディースも髑髏系なのでハードロックがお好きな方には良いのかもしれませんが、香りは至って普通だと思います。(7/1発売)そして、わかばと言えば来月の25日にはMoschino Hippy Fizzが発売に。同じ日にDiorからはMiss Dior Cherie Blooming Bouquetがアジアターゲットに作られた爽やかな香りで新発売。GivenchyJardin d'Interdit My Lovely Butterflyはあまり変わり映えのしないある意味Givenchyらしい香りで7/5に新発売。8月にはGivenchyのハーベストシリーズとして発売される3種類がお目見えです。(60mlで12,600円)そしてCleanからも2つの香りが発売されますが、似たり寄ったりな香りが多すぎていい加減飽きてしまった方も多いはず。ロクシタンのフレグランスタッチとかそういうものを全て飛び越えて皆さんの興味は9/5日本上陸のJo Maloneに注がれることでしょう。オークションで買わない方が良いですよ。コロンは30mlのみのようですが、日本人にはそれで良いのかも。ラインナップを海外価格差含めて調べると、

■香水
コロン→30mlが7,875円。アメリカでは50ドル。
バスオイルの100ml→5,250円/200ml 12,600円(22ポンド、52ポンド、60ドル、100ドル)
ボディローションの100ml→5,250円/200ml 8,950円(22ポンド、38ポンド、60ドル)
ボディクリームの175ml→10,500円(44ポンド、75ドル)
シャワージェルの100ml→4,200円/250ml 7,350円(18、30ポンド、50ドル)
ソープの3×100g→6,825円(27ポンド、50ドル)
シャンプーの250ml→3,150円(14ポンド、20ドル)
コンディショナーの250ml→3,675円(16ポンド、20ドル)

■ファブリック
リビングコロンの200ml→11,550円(45ポンド)
リネンスプレーの100ml→7,350円(30ポンド)
ホームキャンドルの200g→8,925円(38ポンド65ドル)
ラグジュアリーキャンドル 2.5kg→65,100円(260ポンド)345ドル
フレグランス コンバイニングのキャンドル 300g→31,500円(125ポンド)
トラベルキャンドルのセット 3×60g→13,650円(54ポンド)

全体的に世界価格よりも1,500円〜2,000円高いですけど、倍値ではないしドルを120円換算した際の金額にしておかないと今後が怖いので、しょうがないと言えばこれくらいはしょうがないのかも。価格に問題はないのですが、ポイントはコロンだということ。これがEDPだったらもっと素直に納得できていたのかも。

Jo Maloneも魅力的だと思いますが、9/3には新宿伊勢丹にChantecailleが初上陸となります。こちらはプリスクリプティブを作った方のブランドで、スキンケアだけでなく4種の香水も日本発売されるそうです。海外で話題の品ですから間違いなく日本でも話題になるでしょう。9月は各社が新作を発売で、先にちょっと記載しておくと、Bond No.9はアンディーウォーホールを9/3に、D&GThe Oneのメンズを9/25に。わかばからはゴルチェの新作マダムが早くも9/1に登場で、その後フェラガモのタスカン・ソウル(トスカーナ)というユニセックスな香りが9/10に。その他ヴェルサーチのプールオム、マライアキャリーの日本をターゲットとしたLuscious Pink、ニナリッチからはジュエリーテンプテーションとう限定品だとか、キャロライナ・ヘレラのCHがようやく日本発売になるとか。続々と発売が決定していますので、また追って紹介していきますね。(ほとんど全て新作香水情報の過去ログに記載しているものばかりです。)

■プレゼント (各3名様)

今回はドライハーブのセットとローズのセットの2種類です。ドライハーブの方はマニア過ぎる内容ですがドライパチョリとドライモス、そしてアンバーノートに良く使われているベンゾインをセットにして少しずつですがプレゼントを。こういうものは誰も彼も買う必要はないんです。どこかにあれば良い、ということでproficeが代表して購入したようなもの。薫香セットがある方にはご希望でしたらレッドサンダルウッドとかオークとかも差し上げます。(本格的に調香を学んでいる方や、本物を知っておきたいという販売員の方には良いと思います。)

そして、もう1つ。ローズのセットはオフ会にて皆さんが選んだバラの香りを。
Rose Ottoの精油希釈とRose Absoluteの精油希釈に加え、
Attar BazaarArabian Wild RoseTea RoseFrench RoseSudanese Black Roseと4種のバラの香りと、
瞑想の香りJannat al-Ferdous、比較的生花に近いPersian Lilacの香りの計8種類のセットです。

Aセットはマニアなドライハーブのセットで3名様
Bセットはローズをメインとした比較セットで3名様

応募はこちらから。(月曜日正午締め切りです→締め切りました)
今回も随分と長くなってしまいましたが、お付き合い下さいましてありがとうございました ! !

 

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