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■The Scent of Excellence

 

 

12回目となる展示会が、コロナ禍で延期に次ぐ延期を経て、ようやく開催となりました。当初は2020年の4月中旬でしたが、その後に5月末へと延期された後、2021年2月、3月末、2022年3月中旬と4度の延期を繰り返し、2022年6月の開催となったのでした。

 

 

イタリアでは、6月15日まで屋内イベントはマスク着用を推奨となっていました。展示会は6月15日が初日です。となると、ひょっとして16日以降はノーマスクになるのかな? と期待していたら、当日になってようやく解除ナシで延期というニュースが流れました。日本では考えられない当日発表です。でも、この画像からもわかる通り、主催者たちがもはやマスクをしていません。となると、参加者たちも出展社の皆さまもマスクをするはずがありません。

何と言っても、嗅覚を駆使するわけですから!! (にしても、ちょっと見切れた右の男性、怖いです・・・)

 

 

今までの会場が手狭になってしまったことから、今回から会場をMiCoというコンベンションセンターに移しての開催となりました。慣れ親しんだThe Mallは、ランチの場所やあれこれ思い出がありますが、MiCoの近くには手ごろなレストランがありません。残念。しかも、アナウンスされたのはまたしても一方通行という順路を途中でショートカット出来ない(警備員を配置した)スタイルでした。これが何ともまどろっこしくて移動が大変なのです。迷路のような会場ですから。

 

 

まず最初に向かったのは仲の良いNeela Vermeire Creationsのブースでした。お土産を渡して、Fragmentsと名付けられた3種を拝見。50mlサイズで、価格も今までのものよりカジュアルな160ユーロ。他ラインはEdPですが、FragmentはExtrait de Parfumです。こちらの3種はすでにレヴュー済み。

 

 

また、Neela Vermeire Creationsは既存のラインのボックスを変更。今までのものは少し取り出しづらかったのですが、カーブした台紙にボトルがキレイに収まり、簡単に取り出せるようなタイプへの改善です。

 

 

Le Galionからは、2014年に復刻されたEau Nobleが、Rodrigo Flores-Rouxの調香で更にリフォーミュラ。ボトルも往年のものと同じ、クラシカルで品のあるものへとリニューアル。これを機に、全てのメンズボトルがこれに切り替わりました。50mlも変更されるのかな?

 

 

AETHERのラインには、MuskをメインとしたThe Show Musk Go Onと、AmbroxanをメインとしたIt's AE Sinの2つがシリーズ3に追加。

 

 

それに加え、この春はHeadspaceというラインが加わりました。これらは全てディフューザーです。この大型のボックス、ボトルの下には引き出しがあり、そこに全てのディフューザーが収められています。

 

 

このディフューザーは1つ1つシンプルな素材のタイトルが付けられていますが、香り自体はフレグランス同様にきちんと調香されたもので、精油を希釈しただけのようなシンプルなものではなく、Aetherのラインのように合成香料をメインにした香りでもありません。ボトルはラボ風な2サイズにサンプルが用意されていました。このHeadspaceがユニークなのは、香りを混ぜることが出来ること。全種類のディフューザーをセットして、好きな組み合わせのスイッチを押すと、それらが漂う仕組みなのです。朝ならば爽やかな組み合わせに、夜ならばオリエンタルな組み合わせにカスタマイズして楽しむことが出来るのです。パッケージも無駄がなくスマートです。

 

 

2日目にパーティーが盛大に開催されたNishaneからは4つのThe Time Capsule Collectionと名付けられた香りが初公開に。Dominique Ropion、Anne Flipo、Carlos Benaim、Jean-Louis Sieuzacというシニアパフューマーが起用されたのは、彼らの技術を後世に伝えていくというタイムカプセルコレクションだから。

 

 

Houbigantからはこの2年間でたくさんの新作がリリースされましたが、この春に公開となったのはメンズラインのFiguier Noirでした。 Collection PriveeにはLa Belle Saisonが、Perris Monte Calroのラインには、2020年にVanille de Tahitiが、21年にVetiver Javaが、そしてこの春はNeroli Mediterraneoが発売となりました。

 

 

それ以外にPivoine Souveraineという香りがお目見え。香りはフレッシュフローラルだったのですが、なるほどアジア好みな韓国の限定品でした。すでに韓国では発売されているようです。

 

 

Laboratorio Olfattivoからは Nose Shopですでに発売されているExpLOudとNektarが公開に。共に調香はPierre-Constantin Guerosです。どちらも120ユーロと良心的。

 

 

Jean-Claude Ellenaが手がけるイタリアラインには、ベルガモット、マンダリン、レモンに続いてブラッドオレンジ(Arancia Rossa)が新発売。どれも剥きたてのフレッシュなピール感が感じられるジューシーなシトラスです。これが103ユーロなら全然ありでしょう。

 

 

同じ会社から発売されているMaison Tahiteからは、 バニラをテーマに5種類、カカオをテーマに4種類が発売されているのですが、この春新たにカカオの5つ目の香りCacao in the Sunが発売となりました。どれもダイレクトに甘い香りなのではなく、それぞれ違う特徴をもった楽しいラインとなっています。100mlのEdPが92ユーロだったのですが、98ユーロへと小幅な値上げ。

 

 

もう1つ同じ会社からリリースされているのはLucien Ferrero。こちらは50ml(69ユーロ)が加わり、 Ce n'est pas un Patchoulyが初公開。100mlは148ユーロです。各10mlの5種セットは92ユーロだそう。

 

 

Room 1015からはパチョリを効かせたPurple Mantraが発売に。すでに発売となっている香りですが、既存の香りに50mlが加わり、可愛らしいサイズ展開で楽しませてくれました。

 

 

Etat Libre d'OrangerではオーナーのEtienne de Swardtがいらしてて、久し振りに話をすることが出来ました。そうそう、そうだよねーーー、と通じるところもあり、最新作のFrustrationを試香。バニラの効いたオリエンタルでした。Exit The Kingと共に後日レヴュー予定です。

 

 

いつもクールなDavid Jourquinからはグリーンボトルが初公開に。Cuir d'Edenと名付けられたジャングルのレザー。グリーンでレザーってそれほど多くはないですよね。いつかフルボトルを買いたい。

 

 

Santi Burgasからも同じグリーンをテーマとした新作Verdant Delirivmが公開となりました。彼のブースはとにかく壁紙が可愛らしくて、そっちに気が向いてしまう。

 

 

もう1つグリーンを発見。これはPantheon Romaの限定品で、タイトルはZ。ミラノの高級フレグランスショップZhorの限定品です。彼らは2021年12月にローマへ本店をオープンさせたのですが、その本店の限定品MMXXIIも公開となりました。住所はVia Vittoria 49/50, Rome。ご旅行される際は是非足を運んでみて下さい。この通りはいくつものフレグランスショップが軒を連ねているフレグランスストリートとなっています。

 

 

Pantheon Romaのブースはいつも美しいデザインなのですが、今年はネロの時代に作られたという洞穴の壁画がモチーフとなりました。ラファエロがその空間を好んで訪れていたそうです。そして、通常ラインには新作としてAureaが加わりました。

 

 

一見してTolaと分からないほど変貌を遂げていました。ボトルは美しいグリーンに。そして香りも中東色を抑えたものとなっていたのです。TolaVilla 515というストアを経営しているのですが、そちらではすでにこのタイプが発売となっていました。60mlに加え、新たに12mlが登場し、4種の香りが加わりました。この四角いボックスはディフューザーで、ボタンを押すと電動で香りが広がる仕組みです。

 

 

美しいエメラルドグリーンのボトルからは、ラベルの裏面に描かれたデザインを見ることが出来ます。Esxence12で感じた今年のカラーはまさにグリーンだったのでした。

(23/06/2022)

 

 

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